 |
 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 |
← August →
|
 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 |
 |
 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
← August →
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
吉田小百合さんが出演しているお芝居『シンデレラ2001』に、家内と一緒に行ってきました。
行ってみると結構満員で、もしかしたら座れないかも～(汗)と思ったのですが、 劇場にはいると丁度、通路の一番舞台が見やすい所に折り畳みの補助イスが用意されたところで、
なんとど真ん中の超特等席で見ることができました。ラッキーでした。
お芝居は、貧乏劇団(笑)を舞台にした現代版シンデレラって言う感じで、凄く元気があって、 楽しいミュージカルでした。
吉田さんは意地悪な…というか、タカビーでわがままな超売れっ子ダンススターっていう役。 確かにやってることは意地悪なんだけど、なんだか憎めないキャラになってました。
やっぱり吉田さんのキャラのおかげなんでしょうかね。 お芝居が終わったあと、ロビーで鳥海さんと仲西さんにも会いました。あと綾水さんにも。
関係ない話ですが、ＤＶＤのオマケについてくる設定資料には、 「某清涼飲料水のマスコットキャラクター」がついているようですが、 あれは佐山監督のチェックＯＫマークです。
販売版では権利の問題でひっかかるので、助っ人ＩＤさんとかが必死で消したのです(笑)
≪驚愕速報≫
“BIGサイズポスター”について。ＨＰだとその上質な質感もなかなか分かりませんが、大きさも。 現物見ましたが‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥デカっ！
というわけで、≪驚愕速報≫を終わり、日記にもどります。
さて、「日記・28～31」では、『プリーティア』を作るにあたって、 過去に影響をうけたと思われる作品などについて書いて見ました。 このように作品を作る上では、いろいろなものが影響していまして特にコレの影響でというような事はないのかもしれません。
>佐藤総監督にはこの世界にはいるにあたって、あきらかにこの人には影響を受けたよという方はいらっしゃいますか？あるいは作品でも。
ですから、という劇場用プリーズさんの質問に対しては、「いろいろです」という答えになるのかなと。
あと、そうそう、これはある意味影響をうけた人という話で。
アニメ『プリーティア』を企画している時、あるアニメ誌の女性編集さんの言葉には、 非常に勇気づけられました。
普通考えると、１３話で美少年が７人もいるのは多すぎるわけです。 ２人に絞ってしまえば、お話はどんなに作りやすいか‥‥いっそキャラ減らした方が‥‥いやしかしそれでは
「白雪姫」ではなくなってしまうし‥‥、とか考えていたとき、その編集さんがキッパリ言いました。
「美形は無駄にはなりません」
さらに言いました。
「てんこもりにするくらいで丁度いいのです」
それは、その時のワタシにとってはすばらしいビバな助言で、目の前の迷いが一気に晴れました。
ありがとう○○○○さん(←一応伏せ字、てか伏せすぎ？)。
妹が「りぼん」を買わなくなると、ワタシも少女マンガを読む機会がだんだんなくなりました。
そんなワタシが、大学のころ非常に衝撃をうけた漫画家さんが、“近藤ようこ”さんでした。 ご存じの方は‥‥あまりいないかもしれません。割とドロドロした愛憎劇を多く書いたりする作家さんなのですが、
最初に衝撃を受けたのは『猫っがぶりゼネレーション』というマンガでした。 近藤ようこさんの作品の中では、わりとめずらしく軽いタッチのコメディで、 主人公は女子高校生なんですが、やはりその中で描かれている女の子達の心理とかが、リアルなんです。
でも、これまでいろいろなマンガなどで感じていたリアルさとはまた違って、 リアルだというのは感じるんですが、その心理が理解できるかというと全然理解できなかったりするんです。
理解できないけど、魅力的‥‥というか、理解できないからこそ魅力的に感じるというのでしょうか‥‥。 不思議な感覚でした。『魔法使いＴａｉ！』という作品でシナリオを書いていただいた小中千昭さんが、
中に出てくる茜という女の子について“魅力的なわからなさ”というような事を仰って、「そうそう、それだ！」と思いました。
『プリーティア』でもそうですが、女の子を描くときに “男の自分がすみずみまで理解できるような心理描写をしてはいけない”と思っているのは、そのあたりの体験が元になっているような気がします。
実は、中学のころから少女マンガは読んでいました。
といっても「りぼん」だけですが。妹が買っていたのが「りぼん」だったからです。
当時だと、一条ゆかりさん、大矢ちきさん、陸奥Ａ子さん、 田淵由美子さんといった漫画家さん達が活躍していました。ご存じでしょうか。 ワタシはそんな中では、篠崎まことさんのファンでした。なんか‥‥絵が好きだったんですね。
少年マンガばかり読んでいた当時のワタシにとって、少女マンガは衝撃的でした。 登場人物の心の描き方が、みたこともないほどリアルだと思いました。 何故そんなにリアルに感じたのかと考えてみると、その理由の一つは多分、
登場人物の心理を読者に想像させるような描き方になっているため、ではないかと思います。
少年マンガは理屈が優先するんです。例えばラブコメマンガ(死語ですか？)の場合、 “これこれこういうわけで、彼は彼女のことがこのくらい好き”というのをあらかじめ説明してくれるんです。
それを説明したうえで“だからこう行動する”というのを描く。ところが少女マンガは、 “彼は彼女のことが好き、それなのにこう行動する”と、説明をとばした描き方をします。
そこから読者が“という事は彼は彼女をこのくらい好きなんだろう” と、うっとり想像できるように描かれているんです。
女性より男性のほうが子供っぽいとはよく言われますが、確かにこういう描き方は、ちょっとオトナっぽいですよね。
実際、子供向け作品ではきちんと丁寧に説明しながら描くわけですから、 男性向けのノウハウというのは、ある意味子供向けのノウハウと同じなのかもしれません。
最近では、少年マンガと少女マンガのそういう差も、だいぶ少なくなってきたとは思いますけど。
しかしかつて、人並みにお子さまで少年マンガにどっぷり浸かっていたワタシにとっては、 そういう少女マンガの世界はとても刺激的で、めちゃめちゃ新しい世界に見えました。
『プリーティア』でも、そんな感じに少しだけオトナっぽい描き方を心がけてみましたが、 その当時読んだ作品の影響というのはあるかもしれませんね。
