（その５からの続き）

忘れてた訳ではないが、すっかり更新できず申し訳ないっていうか誰かまだみてるのか？
やや疑問だがようやく暑さも収まり、更新する気力も増してきた。
今年の暑さは異常すぎだし、仕事にならないことは周知の事実！
更にカナダ（避暑ではありません）にいってたりしてさー
書きかけてたのをまとめれなかったのだな。
ほら、なんとなく遅れたことも許せてきた、きた、北島キタァ！！
でもオリンピックは見てました。
本当にすみません。ゴールドラッシュの勢いで一気に更新しなくては。

さて、薄れはじめた記憶を整理しつつ
一連の作業フローを紹介しよう。

まず、絵コンテを更に分かりやすくするために絵コンテをスキャンしてムービーをつくったのだった。

スキャンした画像をちくちくと1コマごとにPhotoshopで分割し、更に気持ちを盛り上げるために色とか塗ったり日本画をどっかからパクって付けたりと無理やり最終系に近づけるのだ。

それを編集ソフトでムービー化する。
自分自身を盛り上げるために流れる耕四郎をちゃんとレイヤーにわけて動かしてみたり
After Effectを使っての作業となる。

ムービー化することで素人の私にもいろんな事が判明する。
絵コンテでは適当にタイトルは1秒としていたが
タイトル文字を動かそうとしたら1秒だとなにがなんだかわからない。
仕方がないから1秒15フレ（１秒半）にする。

しかし、あまり変わらない。
といってもこれ以上、タイトルに尺は使えない。
ムービーをリピートさせ、
画面を見つめて悩むこと15分。

「目で見るな・・・心で感じるんだ！」

よし、後は残りの尺調整だ！
セリフを自分で声に出して読んでみる。尺の中に入った気がした。
（しかし、現実には収まっておらずアフレコでセリフをカット）

結果としてこのムービー化はあまり役にたってないが
素人の仕事とはこういうものだ。
スタッフへのこういうもんにしたいということではサンプルとしてメールする。
誰もが冷ややかな中、大森監督が「（意外と）笑った」とメールをくれた。
ほらスタッフのコミュニケーションには役だった！

そんな風に自信を勝手につけてネタを増発し、
一気にシナリオが上がっていた9話くらいまでの原稿を書く。
実はこの手のふざけた予告の場合、現場のノリで毎週単位でつくるのが常だが
このシリーズはプレスコ。しかも絵は新作の為、先に発注しなくてはならない。
この制約は意外と厳しい制約なのだ。
まだコンテにもなってないシナリオから流れを感じ取り、そのエンディングあけに流れるであろう予告をイメージトレーニングするしかない。
「こんなネタはいかがだろう？セニョリータ？」となげかけるオノレ自身との戦い！
しかし、逃げ癖のついた男に戦い続けることなどできるだろうか？否！
うつろぎな私の脳はすぐに飽きはじめ
エンディングのコンテがあがらない監督にこんな悪戯絵

を送るが、かなり癇にさわったのか？
ノーコメントのまま、放置プレイ

まぁ、それもひとつの愛なのかもなと強制納得しつつ作業にかかる。

「よし！前半は乗り切った！後半は後から考えよう！」
後先考えないとロクなことにならないのが解っててなぜ？オレ？
と今だからこそ言えるこの事実。アンビリーバブル。

つづくのだろうか？？