最終話に向けて。キャストさんインタビュー!



2010年夏、最終話の収録を目前にしたキャスト陣にインタビューを実施。
収録に臨む意気込みを伺いました!

cast
小室孝役:諏訪部順一さん
宮本麗役:井上麻里奈さん
毒島冴子役:沢城みゆきさん
高城沙耶役:喜多村英梨さん
平野コータ役:檜山修之さん
鞠川静香役:福井裕佳梨さん




──最終回のアフレコを前にしての意気込みをお聞かせください

諏訪部順一さん
「あっという間に最終話にたどりついてしまった感じですね。キャラクターが自分の中にしっかり根付いたところですから、もっともっと演じていたい気持ちが強くあるのですが…。何はともあれ、有終の美を飾れるよう、最後まで全力で頑張ります!」

井上麻里奈さん
「ようやくみんなのチームワークも固まってきて、キャラクターの手応えを感じてきたところで最終回となってしまうのは非常に残念ですね。どういうクライマックスを迎えるのか私自身とても気になっています。」

沢城みゆきさん
「この先、全員で生き残っていけるのかと、作品をご覧いただいているみなさんと同じように私も気になっています。最終回では、このメンバーが誰も欠けないことを願うばかりです(笑)。」

喜多村英梨さん
「台詞にしても演出にしても、原作と緻密にリンクをされていたのが印象的でした。
原作が大好きで既に6巻まで読破してしまっている私としては、おおよその展開は知っているのですが(笑)、アニメの最終回はいったいどこに着地するのか、今はそれがすごく気になっています。」

檜山修之さん
「僕もどういう終わり方を迎えるのかさっぱりわからない状態です(笑)。原作のコミックスも続いていますし、いずれにしても一筋縄ではいかない最終回になるだろう、というのは想像できます。 でもこうなったら良い意味で中途半端に終えていただいて、『気になってしょうがないから続きをやってくれ!』と言わせてしまうような、そんなモヤモヤ感を与える方向もアリですよね(笑)。」

福井裕佳梨さん
「なにかの魔法でみなさんが生き返って……とか、そんなハッピーな最終回で終わりがよいのですが、やっぱりそうはならないですよね(笑)。最後まで気持を集中して収録にのぞんでいきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。」

──演じてみてわかったキャラクターの魅力や、意外に思った部分を教えて下さい。

諏訪部順一さん
「孝はできれば面倒なことは避けて通りたい性分だったと思うのですが過酷な状況下で生き抜いてきて、かなりアグレッシブな面が出てきと思います。人間やれば出来る!ってことですよね(笑)。だんだんと生命力に溢れていく感じが演じていて気持ちよかったです」

井上麻里奈さん
「“女って生々しい生き物なのよ”と最終回を前にして名台詞が飛び出した麗ですが(笑)、その台詞に象徴されるように、とても人間味あふれるキャラクターだったと思います。極限状態に追い込まれると、人間っていろんなエゴとか生々しい部分が表に現れてくるのだと思います。そういう麗の赤裸々な部分がとても新鮮でした(笑)」

沢城みゆきさん
「麗や沙耶は物語が進んでいくにしたがって、本来のキャラクター像が外に広がっていった印象があります。冴子の場合はちょっと逆でクールビューティーのイメージから、どんどん衰退していったというか(笑)。実は一番シンプルで純粋な人だったように思います。物語が進むにつれ内包されていた衝動みたいなものが表に出てきたりして、どんどん内側に入っていったような気がしますね。」

喜多村英梨さん
「沙耶は自分の中で制限をかけず、目の前にある出来事や人とかに対して100%の力で挑んでいたことが多かったんです。最初は単なるツンデレ眼鏡キャラだと思っていたんですけど(笑)、それだけじゃなくて、人間らしさや弱いところ、アニメのキャラクターらしいファンタジックな面もしっかり兼ね備えていて(笑)、演じていて楽しかったですし、すごくいい経験ができました。」

檜山修之さん
「コータはメインキャラクターの中でも、スタッフが演出上いじりやすい立ち位置になるだろうなとは思っていたんです。喜怒哀楽もあるし、ギャグ担当でもありましたから。でも実際のアクションシーンでは前に出るキャラクターですから、芝居のアクセルとブレーキの踏み加減が難しかったですね。逆に言えばそこがやりがいを感じた部分でもありました。」

福井裕佳梨さん
「静香先生はあの状況の中で、一人だけ別世界にいるような人だと思うんです(笑)  私が思っている以上にすごい行動ができてしまったり…。おおらかな逞しさ、というのでしょうか。私にとってはずいぶんとチャレンジをさせていただきました。」


──最終回の放送を楽しみにしているファンの皆さんに、メッセージをお願いします。
   
福井裕佳梨さん
「最終話にむけて私たち出演者はもちろんですがキャラクター達もますます一致団結しています。おそらく最終話もたいへんなことになってしまっていると思いますから、どうか心を鎮めていただいて、心穏やかにしてご覧いただければと思います。」

檜山修之さん
「1クールという短い期間でしたけど、みなさん楽しんでいただけましたでしょうか? 楽しんでいただけたとしたら何よりです。原作も続いている中でのアニメ最終話。きっとみなさんも悶々とした気持になると思いますが(笑)、引き続き応援をしていただけますと幸いです。」

喜多村英梨さん
「個人的にも毎回すごく楽しみにしていたのは、各話ごとに変わるEDテーマです。最終話ではどんな曲調でどのタイミングでエンディングに入ってくるのか気になってしょうがありません。「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」はいたるところで、たくさんの工夫や仕掛けがなされている作品。ぜひ最後まで多くの期待と共にご覧になって下さい。宜しくお願い致します。」

沢城みゆきさん
「アクションやお色気もあるとても賑やかな作品だったと思います。でも、このお話しの根底には“誰と生きていくか、誰と一緒に死ぬか”とういような、非常にシンプルで普遍的なテーマがありました。普通に生活していたら忘れてしまっているけどとても大切なこと。そういったことも感じていただけれたら嬉しいですね。」

井上麻里奈さん
「作品もアフレコの現場も非常に濃厚でした。なかなかハードな作品だったと思うのですがファンのみなさんに受け入れていただけて嬉しかったです。放送前は本当にOAできるのか、少しドキドキしていたのですが(笑)。これからもずっと応援していただいて、この後、原作で語られることになるはずのストーリーをまた演じる機会があったらいいなと思います。ありがとうございました!」

諏訪部順一さん
「荒木監督やメーカー担当プロデューサー氏は年が近いんです。同じ時代感の中で育った人間が中心となって、ひとつの作品を紡いでいく……非常に感慨深いものがあります。「攻め」の姿勢で取り組まれてる彼らに負けないよう、自分もできる限り…いやそれ以上のパフォーマンスをお見せできるよう頑張って演じてきたつもりです。
どうかラストまで、引き続き応援を宜しくお願い致します!!」



――ありがとうございました。


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