今、そこにいる僕
ストーリーキャラクタースタッフビデオBBSRONDO ROBE


[ ログNo.397〜No.406 ]

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(No.397) へのじぐち 題名:話がずれていますね。 投稿日 : 1999年11月05日<金>17時00分
>ヤマZAKIさん

最初に断っておくけど、
僕は戦闘シーンは楽しく演出することも可能だが、レイプシーンは(ポルノ化しない限り)無理だ、と言っているだけで、
「今僕」の戦闘シーンを楽しんでいるわけではないので、よろしく。ちゃんと読んでね。

>戦死は可、レイプは否はどこで判断するのです?
別に僕は、検閲賛成派ではないし、確かに厳密な区分は難しいでしょうね。
でも、本BBSを見れば、凡百の戦闘場面以上の衝撃を多くの人が受けたのは、歴然たる事実なのでは?
戦闘シーンについては、ああ<戦争の悲惨さ>を描いているのだな、と比較的冷静に見られるのに、
レイプシーンは、そうはいかなかった。
その点について、ちょっとこだわってみたいな、と考えた次第。
#もし、ヤマZAKIさんが、あのレイプシーンが戦闘シーンと質的に変わらない、
#と思っているのでしたら、すみません、話す相手を間違えたようです。

で、あなたが、「今僕」が戦争の悲惨さを描いた良質な作品だと思っていることは判ります。僕もその点では、同感です。
だからなおさら、レイプ描写(といよりその後の描写)がおざなりなことが不満です。
#あなたは、シュウがサラを心配している描写が足りないとは思いませんか?

>あなたの家族、恋人の死体でも放っておけるんですか?
おけませんよ。同じようにレイプされた少女を放ってはおけないです。
<戦争の悲惨さ>とやらを描くのであれば、等閑にしないでね、ってこと。

それと第4話では、戦闘で多くの死者が出たことが示唆されましたが、
直接的な描写はあまりありませんでした。
もし「今僕」の力点が、戦争にあるのなら、描写のバランスを欠いているように思います。
今のところ脇筋でしかないサラのエピソードを、なぜことさら悪どく描いたか、意図が未だ見えないのです。

>あるいは、戦争シーンは見慣れた、陵辱シーンは見慣れてないってだけかも。
これは同感ですね。
拷問シーンの方は、それほど批判されていないのは、あの程度なら許容範囲内だからかも。
でも僕は、陵辱シーンを見慣れたいとは思わないな。
そうやって、描写をエスカレーションさせることが、
☆作家の良心の現れであり、アニメ描写の新たな地平を開く☆
なんていう風にはちょっと思えない。

それよりも、心に傷を負った少女とどう向かい合うのか、その点をじっくり描いてほしい。
その他大勢の兵士に任せるのではなく。
(ほんとう、期待はしてるんですよ!)
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(No.398) 天野 題名:「いつか必ず殺してやる」 投稿日 : 1999年11月05日<金>18時33分
>SYNさん
>BBSのログを読むのに6時間ぐらいかかりました。しかも徹夜で。
>(何やってるんだろうと自分でも思います)

アニメに限らず、徹夜6時間を投じて「燃える」事が出来ると言うのは実に素晴らしい事です。

>われわれのこの感性(つまり性暴力の描写には敏感で、他の暴力、虐待には鈍感)は
>人間に本来的なのか、病的なのかは興味がわくところではあります。

同感です。

> またサラがあまり可愛くない少女という設定でなかったり、男で
>あったりしたときでも同じように感じられるのかという疑問もあります。

これは重大な問題です。果してサラが男だった場合にあれほど衝撃を受けたか。

私が愛読している戦争マンガシリーズにNという人物が登場しますが、彼は作戦行動をイラン人の同性愛者に発見された際、上官に「行け、命令だ」と言われ、イラン人にレイプ(死)されたり(その時の上官のコメント「しかたない、任務の為の尊い犠牲だ」)、ロシアの女性兵士達に油が抜け切るまで集団レイプされたり、飛行機が墜落した際に大怪我をして療養中に、上官から貰った薬が実は中国製の超強力精力剤で下半身がとんでも無い事になったりと、性的に悲惨な目に何度となく遭遇します。また、彼は相当姑息な人間なのですが、何か悪事や悪巧みを行っても必ず裏目に出、上官や同僚や部下に殴られたり、また任務に失敗して敵に拷問されたりする事もあり、救出に来た上官にまた蹴られる。彼の口癖は、「畜生、いつか必ず殺してやる」……

私は大笑いしながら読んでいますが(笑えない場面もある)、このN氏が女性だったらどうでしょうか。話の意味が全く違ってきますな。これは言う所の性差の問題ですか。

>「そういう楽天性がなんでも道を開いてくれるんだ」という肯定的な
>ものだけではなくて、「そんな楽天的では大切なものを失ってしまうよ」
>という否定的な面をも伝えようとしているようにも思えます。

全くです。

>(でもそれではドラマが悲惨になってしまいますが……)

悲惨なドラマもあっていいでしょう。シェイクスピアなど、悲惨な話こそが名作とされている。
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(No.399) ごまだれ 題名:殺人とレイプについて。 投稿日 : 1999年11月05日<金>18時34分
殺人は良くてレイプはだめなのか?という話ですが、

「殺人」にはいろいろあっても、
「レイプ」にはいろいろないでしょう。

殺人には「快楽殺人」もあれば「見るにたえない拷問殺人」
や「事故」「死刑」「戦争」などいろいろあるわけですが、

レイプに「普通のレイプ」や「程度の軽いレイプ」はないと思います。

あえていえば「レイプ」と同等の「殺人」は、
「見るにたえない拷問で殺される」とか「猟奇殺人の犠牲者」
ぐらいでようやく対等なんじゃないでしょうか。

それから戦死とレイプに関してですが、
兵士は普通 戦闘に臨むにあたり、「死ぬかもしれない」という覚悟をもっているはずです。
しかし
レイプは覚悟を決めてかかれるものではないと思います。
自分から見て不条理に突然襲い掛かってくるものを「レイプ」というのであって、
そうじゃないものは「売春」であったり「愛の営み」(何を書いてるんだ俺は)
というのではないでしょうか?


>#あなたは、シュウがサラを心配している描写が足りないとは思いませんか?
シュウがサラを心配しないのは仕方ないんじゃないでしょうか。
誰かが書かれていましたが、
シュウの記憶にはサラの事はわずかしかないですから。
サラの件に関してはまた別ですが。
http://www.geocities.com/Paris/Musee/8398/index.html
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(No.400) 天野 題名:悲しい所 投稿日 : 1999年11月05日<金>18時35分
>で、あなたが、「今僕」が戦争の悲惨さを描いた良質な作品だと思っていることは>判ります。僕もその点では、同感です。
>だからなおさら、レイプ描写(といよりその後の描写)がおざなりなことが不満で>す。
>#あなたは、シュウがサラを心配している描写が足りないとは思いませんか?

実際、今のシュウにとってサラはそんなもんなのでしょう。実際悲しい所ですが、しかたないですな。シュウにとってララルゥは特別な存在であっても、サラはそうではないと。あと、シュウはサラがヒドい目に遭わされた事を憶えていないのかもしれない。

>もし「今僕」の力点が、戦争にあるのなら、描写のバランスを欠いているように思います。
>今のところ脇筋でしかないサラのエピソードを、なぜことさら悪どく描いたか、意図が未だ見えないのです。

そう思うのなら、あなたのとっての本作の「力点」は戦争に無いのでしょうね。
「本作の力点は『…』のはずだが、現状はズレている、おかしい」というのは違うんじゃないですか。
作品の力点、テーマなんてのは、見た人間にどう感じさせたかの問題でしょう。
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(No.401) 天野 題名:程度がない? 投稿日 : 1999年11月05日<金>19時03分
>ごまだれさん
>レイプに「普通のレイプ」や「程度の軽いレイプ」はないと思います。

ありますよ。おおありです。
レイプに「程度」がない、と言うのは、あなたがレイプを現実的なものとしてではなく観念的に捉えているからと思います。
もしレイプに程度が無いなら殺人にもありそうにないですね。「程度の軽い殺人」とは一体何でしょうか。

レイプにしても殺人にしても被害者がどう感じるかの問題であり、違いは殺人の場合はどんな死に方にせよ死んだら終りという事です。そう考えると「程度」が無いのはレイプではなく殺人の方とは言えはしませんか。

>あえていえば「レイプ」と同等の「殺人」は、
>「見るにたえない拷問で殺される」とか「猟奇殺人の犠牲者」
>ぐらいでようやく対等なんじゃないでしょうか。

それはどうでしょうか。
レイプも殺人も略奪行為の延長にあり、前述のように、殺人の場合被害者は一律に再起不能であり、復讐も挽回も絶対に出来ない。レイプは、その被害の「程度」と被害者の精神状態、周囲の環境によって事後の状況は変わります。
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(No.402) かおる 題名:もう一回見て、次回…の話し 投稿日 : 1999年11月05日<金>19時18分
予告編のララルゥの脅えかたが気になりました。
ハムドにテゴメにされても無表情でいそうなララルゥですが(アヤナミ反応)サラのような脅え方するのって何があるんでしょ?
嫉妬したアベリアに、サラが連れて行かれた部屋の惨状を、見せつけられるとかでしょうか「おまえも、ああなる」とか。
その筋の人には期待の次回でしょうか?今週の思わせぶりなだけあっさり演出でイケなかった方とか。

それから今回のサラですが、シュウが投げ込まれた時と上着が変わっていました。
一般兵士と違うグリーンの上着なのは種馬兵士専用のおさがり?
だとするとシュウが投げ込まれた後も夜通し犯られまくり?
子供生む前に擦り切れなきゃいいけど。(違)
何度もやらなきゃアタらないとは種馬失格なんですけどねえ。(大違)
やっぱり兵士も楽しんでやってる方に解釈してしまいますね。
でも前回よりサラの痛みの描写はぬるく感じました。膝抱え姿勢を維持できるほど回復したのかな。
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(No.403) 8×8=2323 題名:というか 投稿日 : 1999年11月05日<金>19時19分
子供を作るためにレイプしたというのは眉唾だよね。
繁殖させるんだったら、セックスするより人工授精やクローンの方が遥かに効率がいいんだし。

単なる慰安ってことなんじゃないの? スタッフもそんなに深く考えてるとは思えないし。

ところで、これが韓国とか台湾にも流れていると思うと、
日本文化解放にも差し障りが出そうな気さえするけど、いいのかなー。
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(No.404) 水樹 題名:横ヤリ失礼ですが 投稿日 : 1999年11月05日<金>19時26分
>それと第4話では、戦闘で多くの死者が出たことが示唆されましたが、
>直接的な描写はあまりありませんでした。

これはサラのシーンでも同様なのではないでしょうか?
第3話ではサラがレイプされたことを示唆されましたが、
直接的な表現はありませんでした。前後のみです。”空白の時間帯”に何が
あったかは視聴者の想像に任せられていると思います。第4話も同様。

順番が前後しますが、
>#あなたは、シュウがサラを心配している描写が足りないとは思いませんか?

これは確かに言えますね。シュウがサラを救おうという気になるのかどうか。
ララ・ルゥを連れ出した瞬間、彼の頭の中から消し飛んでしまいそうです。
世界がサラに冷たいと感じるのは、彼女がいつも”ひとりぼっち”だから
なんだよね。

>もし「今僕」の力点が、戦争にあるのなら、描写のバランスを欠いているように思います。
>今のところ脇筋でしかないサラのエピソードを、なぜことさら悪どく描いたか、意図が未だ見えないのです。

今、現時点ではサラのエピソードは、始まったばかりです。第2話のラストに
ワンカットありましたが、メインで姿をあらわしたのは、あの第3話なんです
から。まだ、描写が足りないって言うには、性急過ぎるように思います。

>でも僕は、陵辱シーンを見慣れたいとは思わないな。

誰だってそうだと思います。

>そうやって、描写をエスカレーションさせることが、
>☆作家の良心の現れであり、アニメ描写の新たな地平を開く☆
>なんていう風にはちょっと思えない。

良心って言うのは、新たな刺激を際限なく求める視聴者に、表現をエスカレート
させて答えてやってるってことでしょうか? そしたら原因は結局は見る側にある
と思いますね。タブーを次々破ってきて、表現する方法の幅は増えたけど、
描くものが浅いまんまでは、なんの意味もないですから。(これは愚痴です)

>それよりも、心に傷を負った少女とどう向かい合うのか、その点をじっくり描いてほしい。
>その他大勢の兵士に任せるのではなく。
>ほんとう、期待はしてるんですよ!)

それが描かれるかどうかは、最後まで待ちましょう。スタッフを信じて。
Mozilla/4.6 [ja] (Win98; I)
(No.405) へのじぐち 題名:早めのレスポンス 投稿日 : 1999年11月05日<金>19時31分
天野さん&ごまだれさん

僕からすると、物語の発端を作った存在でしかないララ・ルゥよりも、
曲がりなりにも寝食をともにして、同じ境遇であることを語り合った仲であるサラの方が
シュウにとって重要であるように思えるのですよ。
いや、どちらが重要かは構わない。問題は順序ではない。
サラを気遣う描写が皆無なのは、変じゃないかということ。
#シュウ自身が気づかなくてしょうがない、と言うのであれば、
#今後、彼に事の重大さを気づかせるようなエピソードを立ててほしい。

>天野さん

>「本作の力点は『…』なはずだが、現状はズレている。おかしい」というのは違うんじゃないですか。
批評のあり方としては、よくあると思いますよ。作者の意図を推測した上での検討は。
#まあ、拙文が批評と呼べる水準にあるとは思えませんがね。

>作品の力点、テーマなんてのは、見た人間にどう感じさせたかの問題でしょう。
だから、作品を見た一個人としての意見を述べているのですけど。
レイプという非常に力点をおき、テーマ性をはらんだ(ように僕には見える)描写が、
その後の物語の展開において、ちゃんと処理されていないな、ということです。


Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
(No.406) 水樹 題名:命は、帰ってこない 投稿日 : 1999年11月05日<金>20時22分
>ごまだれさま
>「殺人」にはいろいろあっても、

殺され方はいろいろあっても、
やっぱり人は死ぬのです。
もう帰ってこないんです。
二度と話すことができないんです。
友達をなくしたことがありますか?
棺桶の中で眠っている姿を見たことがありますか?
命の重みを考えたことがありますか?

レイプよりはマシな殺人もある、生きているだけレイプのほうがいい、
そんな相対的な評価をして、二つを比べていったい何になるのですか?

もっと絶対的な大切なことを考えてほしいです。

>兵士は普通 戦闘に臨むにあたり、「死ぬかもしれない」という覚悟をもっているはずです。
>しかし
>レイプは覚悟を決めてかかれるものではないと思います。
>自分から見て不条理に突然襲い掛かってくるものを「レイプ」というのであって、

それでも、少年兵たちは当然死にたいわけはありません。
不条理に突然村からさらわれてきたんです。逃げ出したいんです。でも出来ない
んです。恐怖で押さえつけられているから。自分の意思に反して、死の境界線に
たたされているのです。

「レイプされるのと、殺されるの、どっちがいい?」
「どっちもいや」
それが普通でしょう?
Mozilla/4.6 [ja] (Win98; I)
[ ログNo.397〜No.406 ]

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