今、そこにいる僕
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[ ログNo.247〜No.256 ]

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(No.247) 水樹 題名:不快という感覚 投稿日 : 1999年11月02日<火>19時54分
のむら了さま
>同様に 個々の持っているリアリティが現実の世界と同じものだと言う考えも 大きな間違いです。
>(中略)
>少なくともワタシの持つリアリティの範囲からは もう大きく逸脱してしまっているのである。
>これをまかり通らせている世界をして「戦争のリアリティを描いている」などとは 全く以て片腹が痛い。

ちょっとここのところ矛盾しているように思います。
あなたの持つリアリティでリアルの戦争を計ることができるのですか?
もしあなたが第2次大戦であれ、ベトナムであれ、ユーゴであれ本当の
戦争を経験したことがある、というなら素直に謝りますが。
この作品が「戦争をリアルに描く」と決まったわけではないし。
誰にだって想像力はあるのだから、戦争の理不尽さを伝えるのにすべての
残虐な行為をディテールにこだわって描く必要はないはずです。
こんなことが行われているのだから、あんなことだって行われているであろう
と個人個人の想像力で描かれないことは補えばよいと思うのです。
あのぐらい書けば十分にリアルであるとたいていの人が感じる、最低ラインって
いうのを製作者は考えているのではないでしょうか。

天野さんもおっしゃってますが「殺人ならいいがレイプは駄目」って、ぼくも
3日前に書きましたが、明確な答えはいまだ出てないです。
でも僕が思うには要するに、前者は見慣れていて、後者は見慣れていないから、
ということに尽きますね。ストーリー上で人が死ぬなんて、あまりにも
使い古されちゃって、それで「泣かせの演出」が入っちゃったりすると、
かえってお決まりだなぁなんて苦笑しちゃう始末なんだもん。

この先「今僕」を不快感を感じずには見られない、という意見がありましたが、
それって当然のことだと思います。殺人シーンと同様に、レイプシーンにさえ
無感覚になってしまったら、人間として恥ずべきなんじゃないかな?
理不尽な世界にはこれからも不快にさせるものがもっと出てくるかもしれない。
それでも、それを不快と思い義憤を感じる感覚というのは、失うべきじゃない
ですね。自分も含めてだけど。
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(No.248) 気田岳史 題名:シリアス=問題提議? 投稿日 : 1999年11月02日<火>21時26分
 作者が作品を作品内で語らないってこと? そんなんじゃ創作する必要性
はどこにあるの?

 答えは視聴者が見つけるもの? アニメなんか観ないでニュース観てたほ
うがよっぽど真剣に物事について考えられるんじゃないの?
 ニュース観ない。アニメしか観ない? だったら、アニメは全部「マンガ
日本経済入門」みたいなもん?

 アニメだけでなくて、すべての創作物にひいては真摯に創作に取り組んで
るものへの侮蔑摘発源だよ。
http://www.lares.dti.ne.jp/~kid-a/
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(No.249) いけだ 題名:RE:不快という感覚 投稿日 : 1999年11月02日<火>22時20分
>あのぐらい書けば十分にリアルであるとたいていの人が感じる、最低ラインって
>いうのを製作者は考えているのではないでしょうか。

それは違うと思うぞ。というか、そんなに浅い考えでは作ってないと思うよ。

>それって当然のことだと思います。殺人シーンと同様に、レイプシーンにさえ
>無感覚になってしまったら、人間として恥ずべきなんじゃないかな?

無感覚になる事と、不快感を感じるか否かという事とは全く別の事です。
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(No.250) 天野 題名:「評価」は話が全部終ってから 投稿日 : 1999年11月02日<火>22時31分
>手のひらの上で踊らされてみませんか?

全く同感です。受け手の側としては、放映中にこれは駄目だとかなんとか批判するのでは無しに、意見、感想を交換して作品の理解と鑑賞に精出すべきです。作品の「評価」などというものは、話が全部終ってからするものです。
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(No.251) ごまだれ 題名:第3話 アンケート実施中です。 投稿日 : 1999年11月02日<火>23時11分

のむら了さんの「リアリティ」についてですが、
弁護いたします。(え?弁護(笑))

まず、のむら了さんが言いたかったのは、
理不尽でシビアな世界を描くならば、
・サラは一生物の傷を負わされ、相応の描写と言えるでしょう。
対して
・シュウは、それこそハムド自信も「口さえきければいい」と言っているのに、
1ヶ月もすれば完治するであろう傷である、と。
そしてそれはこの先シュウがアクションするにあたり、
指が無かったり歩けなかったりしたら都合が悪いからではないのか?
というわけですね。

要はこの両者のバランスが取れていないのでは?
と言う事ではないでしょうか。
単語にこだわりすぎませぬように。
口調はほんの少し厳しかったですが。

次、
私はシュウに対するハードな描写は現状で十分だと思います。
だとすればサラに対する描写ももうすこし柔らかな
ものでも良かったのではないでしょうか?

この作品は「理不尽な世界の中でも前向きに生きる」
人々の姿を描く物のように思います(予想)。
だとしたら、性暴力問題に関しては、別の描き方があったと思います。
例えば、二人が脱出するさいに「そのような」扱いを受けている
女性達がいる事を知ってしまう。
程度でも良かったのではないでしょうか。
あえて15才の少女に
過酷な運命を背負わせる必要があったのでしょうか?
一人の少女の運命を追っていく物語ならまだしも、
この作品はもう少し大局的な見地で進む物語ではないでしょうか?
そう考えるとサラに対するアレは必要だったのか?
安易な表現に走ってしまってはいないか?
と思ってしまうのです。

長くてすみませんがもう一つだけ、
「性的暴力を受けた物は一生立ち直れない」の件ですが、
まず、
>心を病んでいる人は二度と自力で這い上がれない無能力者である
そんなこと一人も言っていないと思います。

私はアンケートの方で「最終回までに性暴力問題を消化できるか?」
と書いていますが、これは、
「被害者が最終回の時点で100%回復できている」
と言う意味では「ありません」。
例えば最終回のラストで
「サラは平和な土地で心の傷が癒える日まで穏やかに暮らしてゆく」
くらいで十分に消化されていると思います。
これはハッピーエンドの場合ですが、
バッドエンドの場合でもある程度の方向性を示せれば、
このテーマを消化できたと考えます。

** アンケートの方は私の書き方が悪かったと反省しています。**

ちょっと厳しい感じになってしまってすみません。

関係ないですけどこれってやっぱ「13話」なんですか?

第3話アンケートはこちら

http://www.geocities.com/Paris/Musee/8398/index.html
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(No.252) 天野 題名:サラはただの「いたいけな被害者」ではない 投稿日 : 1999年11月02日<火>23時36分
>例えば、二人が脱出するさいに「そのような」扱いを受けている
>女性達がいる事を知ってしまう。
>程度でも良かったのではないでしょうか。
>あえて15才の少女に
>過酷な運命を背負わせる必要があったのでしょうか?

子供が過酷な運命を背負いそれを克服し成長するというのはオーソドックスな物語りです。それが親しい人々の虐殺であったり、性的搾取であったり。近親者への虐殺はいいが本人への性的搾取は駄目だとするとそれは何故?これは前にも書きましたが。

また、「そのような扱いを受けている人の存在」では、主人公達にとってはそれは他人事に過ぎず、他人事を通して成長する姿を描くとしたら、結局の所安全圏にいる人間のぬるい成長物語という事で全く説得力に欠けるものとなるでしょう。

それと「必要があったか」のような言い方は不適切では。必要と言うなら、それは制作者の意図がどこにあるかという話になります。我々は本作の意図について受け手として色々考えている訳ですが、要するに制作者は「少女が性的搾取を受ける」描写が自分の表現にとって必要だと判断したからこれを選択した訳でしょう。

>一人の少女の運命を追っていく物語ならまだしも、
>この作品はもう少し大局的な見地で進む物語ではないでしょうか?

WOWOWプログラムガイドを見ると、第6話でサラは連行される途中に兵士を殴り殺し脱走するとあります。
少女にとって過酷な運命にせよ、サラは単に性的に搾取されるだけの、ただの「いたいけな被害者」ではないという事でしょう。「必要」に迫られたとはいえ、人を殺す訳ですから(この辺の話は第6話以後にした方がいいかも)。だから、サラの描写はこの世界の「掟」に他者からの暴力と自らの適応によって否応なく呑み込まれる人々の一人として受け取ることが出来ます。
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(No.253) 水樹 題名:いけださま 投稿日 : 1999年11月03日<水>00時14分
>>あのぐらい書けば十分にリアルであるとたいていの人が感じる、最低ラインって
>>いうのを製作者は考えているのではないでしょうか。
>
>それは違うと思うぞ。というか、そんなに浅い考えでは作ってないと思うよ。

これはつまりシュウが身体的障害を負わされるほどの描き方は不必要である、
ということです。サラとシュウに対する暴力が対等でない、という意見に
対してですが、僕はこれからのストーリーが「シュウとララ・ルゥの物語」と
「サラの物語」がパラレルに進んでいく(というよりそうあってほしい)
と思ってます。だからサラは、準ヒロインでもなく、(ララ・ルゥに対する)
もう一人のヒロインでもなく、れっきとした主人公なんです。
だからこれから先、為すべき運命を果たすために、別々の道をたどり始めた
というイメージを僕は持ってます。両者のバランスなんて必要ないんだと。

なんかちょっと極端な言い方かもしれません・・・こういうとやっぱり
詰め込み過ぎって言われそう。でも3話だし。どうなることでしょう。

>>それって当然のことだと思います。殺人シーンと同様に、レイプシーンにさえ
>>無感覚になってしまったら、人間として恥ずべきなんじゃないかな?
>
>無感覚になる事と、不快感を感じるか否かという事とは全く別の事です。

不快感を感じない=無感覚、というつもりで書いたのですが。
それでも別のことですか?
過剰表現という「刺激」に対する視聴者の「反応」というレベルで言えば、
不快と感じる/感じない(無感覚)であり、まったく同格だと思います。
ぜんぜん違う観点で言ってらっしゃるなら、ご教授ください、ですぅ。
Mozilla/4.6 [ja] (Win98; I)
(No.254) esso 題名:そういえば 投稿日 : 1999年11月03日<水>00時40分
先日発売になった「アニメ批評」#002
に大地監督のインタビュー記事がありました。
その中でちょろっと今僕に関することもあったので
読んでみてはいかがでしょう
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(No.255) 久城 題名:ちょっと時期を逸したかな? 投稿日 : 1999年11月03日<水>00時45分

はじめに、これまでの私の書き込みを、ごらんになり不快感を覚えた方に謝罪を
申し上げたいと思います。
確かに当方に幾つかの行きすぎた表現があったことは否めません。

また、『机上の空論だ』とのご指摘もいただいておりますが、私なりに視聴者に
いらぬ動揺を与えない表現方法の一案として掲示させていただいたつもりでしたし、
同時に3話を見終わったアトの私の感想でもありました。
スタッフにたいする批判の気持ちがなかったとは申しませんが、それを感じ取って
いただけなかったのは、全く持って私の不徳の致すところです。

まことに申し訳ありませんでしたm(__)m


上記についてですが、私はその作品を誰が作ろうが興味が無く、作品のみに興味が
向いているものですから、監督ひいてはスタッフを敬愛されている方々に配慮が足
りなかったのではと思い謝罪させていただいたものです。

作品にたいする感想(批判を含めて)はこれまで同様にいたしたいと思います。
各々の発言に対する、私の発言はそれを否定するものではなく、その発言に対する
私の意見であることにご理解を示していただければと思います。

さてと、私と天野さんとは見事なほど意見が対立してますね(^^;)

>そんな事は無いでしょう。個人だけではないですよ。それどころか、あの非人道
>的社会システムにヘリウッドの人間は子供に至るまで皆従っていたではないです
>か。全く持って明確に理不尽な世界だ。

見解の相違としか言いようがないですが、確かに人道的社会とは言えないまでに
しても理不尽さは感じませんでしたよ。現在のところはっきりと描かれているのは
軍事政権(独裁?)らしきものであるといったことぐらいだと思います。
確かにハムドに善政を行えるのかどうかは疑問のあるところですが、この辺は描写
が不足※しており、何とも言い難い部分であると思います。

私が前回普遍性があるかどうかを問題としていたのは、国家・国策としての行為
なのか、個人の犯罪行為なのかが描かれていないからです。
国家・国策として描かれているので有れば、確かに『理不尽な世界』ではあります
が、劇中で描かれない以上、断定はできません。
単なる個人の犯罪に少年たちが巻き込まれている可能性も否定できないと思います。


>兵隊の相互虐殺と共に、女性への性的搾取も戦争の常です。戦争状態を描くのな
>らこれを抜かしてはリアリティがない。兵隊の相互虐殺が無い戦争などは想像し
>難いのと同様に、女性への性的搾取を含めた理不尽な暴力がない戦争もまた想像
>し難い。

確かに我々の世界ではそうですが異世界ではどうでしょう?
描かれない以上、我々の常識がすべてにおいて通用すると考えるのはいかがなもの
かと思います。

>しかし、それは大変手前勝手な理屈なのでは?

劇中以上に現実は理不尽であり、不条理なんです(笑)。
対象を限ることのできない作品を発表(公開)したからには、不特定の人間が何をど
う捉えるかは予測のつかないことであり、そのような批判ですら甘んじて受け入れる
度量も必要でしょうと言った意味で書かせていただきました。


まあ、以上のように考えますが、いろいろと批判も浴びておりますのでこれらの話
題につきましては今後の展開を静観するものとして筆を置きたいと思います。


※設定にはそのようにあるようですが、作中で描かれていない事柄は、知らない
※モノとして書いております。
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(No.256) 牧帆 題名:やめてください 投稿日 : 1999年11月03日<水>01時12分
先の展開を書くのはやめていただきたい。推理小説の犯人を教えるのと同じくらいルール違反ですよ。
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[ ログNo.247〜No.256 ]

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