27回目 視聴モニター 後半

Q-tecの営業、岡本くんからクレームが入った。
「後半書いてくださいよ」
確かに良く読んだら、Q-tecの落ち度みたいな
ドキドキハラハラなとこで終わってるし営業としては
気が気で無いですな。ほほほ。

さて、結論から言えば「YUV-RGB処理を挟んじゃった」とか
そんなうっかりなことはなかった。後日、大の大人が3人集まって
モニターの補正機能とか色々と検証しても、原因がわからず
別室の市販Blu-rayプレイヤーと
ブラビアの環境で問題が発生しないのを確認して
頭を抱えながら全員でプレビュールームに戻ってきたその時。
オーサリング担当が「ひょっとして…」といって
リモコンを手にとった。もうわけがわからなくなった
途方にくれていた私は黙ってそれを眺めているだけだった。
その彼、仮にミスターXとしておこう…
(いや、名刺を調べるのがおっくうだからなどではないのだよ
明智くん)
その彼がいじっていたのはモニターのではなく
それはPS3のリモコンだった。なんと○□△、エぇぇックス!!
(超強引)

あれから数日たっていて多少記憶が鈍ってるが
たしか、BD/DVDアップコンバート機能だったと思うが
PS3の再生設定にわざわざ、注意書き付きのメニューがある。
「画像が乱れたり、不自然に感じられたりする時は[切]に
設定してください」
「おぉ、ジョアンナ、まさにそれだよ。不自然だよ」
とメニュー担当のウッチーノは歓喜の声を上げて
ガデリウスビルをスキップしながら直角の壁に激突して
喜びをあらわにした。おぉーそぉれみぃよー
 [切]にして再生したらあら不思議!!色がぴったり
編集室でみたものと同じ!!おぉ、これぇみぃよー
ちょっとコネタがしつこいですね。

いま考えるとそっち(再生機)を先に疑えよって話なのだが
案外、謎状態になる時はそんなものだ。
パソコンの電源が入らない時に、電源プラグが外れてたり
そんなものなのだ。

「えーPS3での再生って問題ありなの?」とご心配の諸兄!
ご安心を。世界のソニーはそんなぬかったことはしない。
恐らくだが今回のlainはそのカットの信号の特性とともに
有効領域が1520×1080と4:3よりややワイドな変な画格
なのでアップコンバート機能が働いてしまったようだ。
通常なら機能をONにしておいて問題ないと
いうか、アップコンバートマシンとしては頗る優秀なので
DVDをよくみる方にはおすすめな機能なんでオンしておいた
方がよいと思う。実際問題あったのは1シーンだけだし…

まぁ、お忙しいQ-tecの皆さんを巻き込んでの騒動の結末は
以外とあっさりしたものだったが
先日、HELLSINGのBD-BOX作業で編集室に入ると
そこには嫌みかのようにいつものブラビアくんの隣にレグザが
置いてあった。
lainやHELLSINGの現場チェックでレグザを使ってるため
どっちでも確かめられるようにとの岡本氏の配慮だったが
24Pのラインアウトは1本しか取れなくて繋ぎ直さねば
ならず結局、粗が発見しやすいブラビアでみたとさ。
おしまい!
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